人生初のスパルタンレースに行ってきた話PARADISE
こんにちは、プロダクトデザイナーしている者です。
スパルタンレースというものに参加してきたので、ゆるく書いていこうと思います。
※これから挑戦してみようと考える方にはもしかしたら1ミリも参考にならないかもしれません。文章を書くのは絶望的に苦手なので、小学校低学年の感想文クオリティです。
スパルタンレースとは
子供から大人まで参加できる、超ハードな障害物レースのことです。
詳しくは先生に聞いてみるといいです。いろんな方がスパルタンレースについてブログを書いていたり、動画を投稿していたりします。
一人で参加するもよし、チームで参加して助け合いながら障害物を乗り越えるもよしのファイト一発メンタルブレイクきらきら道中です。
僕がレース参加を決めた理由
完全にお酒の席での流れでした。
飲み会の勢いって怖いですよね。気づいたらその場で参加料を支払い、エントリーしていました。場所は愛知県の豊田スタジアム。交通費や宿代だけで総額いくらかかるのか怯えていました。
4人でチームを結成し、各自トレーニングを行い当日に備えました。
以下メンバー
- Mさん
スパルタンレース出場経験あり、チームの頼れる存在。本当にありがとうございます。 - Kさん
若くて爽やか。我がチームのスピードスター。
レースについての情報や、ホテルの予約、道案内などもこなす、全てに特化したオールラウンダー。本当にありがとうございます。 - Sさん
ビールが好き。 - 僕
ビールが好き。
レース当日
東京から愛知までは新幹線を利用しました。
Sさんとは、自宅が近いことから新横浜から合流予定。
早くレースに出たいという気持ちが焦ってしまい、一本早い新幹線に乗ってしまうSさん。
無事名古屋駅で合流した我々は、電車で会場となる豊田スタジアムへ。
会場到着
会場内は人が多く非常に賑わっていました。
ゴリゴリなマッチョもいるし、引き締まった細マッチョ、女性の方で明らかに筋肉やばい人もいたりと、順調に戦意喪失していく、僕とSさん。
明らかに顔色がよくないSさんに心配の声をかけるも
Sさん「始まればテンション上がります」
そしていよいよレースが始まります!
レーススタート
スパルタンレースではレース開始直前に絶対に行うコール(説明あり)があります。
MC的な方がこう言います。
Who am I ?
そして参加者である我々はこう返します。
I'm Spartan !!
これ結構気持ちいいです。
さらにMCの方からこう言われます。
What is your profession ?
これに対してはこう返します。
アルー!アルー!アルー!
意味は不明です。スペルも不明です。その場の雰囲気とノリで対処すればオッケー
最初、よく聞き取れなくて
アグー!アグー!アグー!
って叫んでました。
豚かな?
掛け声終了と同時にスタートです。
今回のレースはいつもより種目が少ないそうで、障害物の数が全部で20個だったそうです。
スパルタンレースでは種目をクリアできない場合、ペナルティが課されます。
そのペナルティというのが全身運動であるバーピーを15回行うというもの(普通は30回らしい)。わからない方は調べてみてください。
15回でも相当きついです。選手はきついバーピーを逃れるため、またタイムロスに繋がるため必死でクリアしていきます。
もちろん我々も一度もバーピーをやることなくクリアを目指します!!
コースは全長5キロ。スタジアムの外にも種目はありました。
まずは豊田スタジアム内の種目にチャレンジしていきます。
アスレチックやん。楽しいやつやん。
序盤は楽しい種目がありました。
しかし途中から出てくるパワー系の種目でだんだんと心が折れていきます。
心折設計。
25〜30kgぐらいの重さのサンドバッグをスタジアム1階から3階まで運び、さらにスタジアムを半周、降りてまた半周して戻ってくるという種目や、水の入ったタンクを持ってまた3階まで運んで戻ってきたりとかなり過酷な種目が続きます。
ここら辺で、この種目を考えた人に若干の苛立ちさえ覚えます。
いよいよスタジアムの外の種目にチャレンジします。
ここからが本当の地獄。
筋肉が疲弊した状態で重さ40kg〜50kgほどの鉄球を持ち上げて運ぶなど
え?....え?
という種目のラッシュでチームメンバーの笑顔は完全に消えていました。
もっとも辛かったのはHERCULES HOISTという種目。
ロープの先に重りがつながっていて、ロープを引いて重りを上まで持ち上げる障害物。
おそらく40kg〜50kgあります。ですがここまでくると握力はもうありません。
そうです。
おとなしくバーピーです。
ウンテイでも自分を支えきれずバーピーです。
ロープ登りでも握力が底を尽きているためバーピーです。
結構大きめな槍をぶん投げて的に刺す(チャンスは一回)種目でもバーピーです。
しかしこのバーピーラッシュが原因で、さらなる悪魔的な展開へ。
残す種目はあと2つ。
ここで2メートル超えの壁を登る種目が。
いざ助走をつけて登った瞬間に両足が同時につりました。
ストレッチをして再度チャレンジするものの、またつりました。
もうね、ずっとつっている状態。何をしてもつっている状態。
ミートグッバイが頭をよぎります。
もうバーピーは本当に嫌だったので、なんとか登り切りたい。クリアしたい。
こんなところでルカニ、ディバインスペルがかかっている状態での地獄のバーピーは完全にメンタルブレイクです。オーバーキルです。
そんな僕をチームのメンバーが助けてくれたおかげで(押し上げてくれた)なんとかクリアできました。チームで参加することの最大のメリットです。
ちなみにバーピーの回数もチーム内で分けて負担することもできます。仲間って大事ですね。タンクがいて、アタッカーがいて、サポートがいて、ヒーラーがいる感じと同じです。
うん、多分違いますね。
チームの協力のおかげで最後の種目へ。
最後はウンテイのつり輪版。
つり輪をつたっていった最後にあるベルを鳴らせばクリアです。
すべての力を解放し挑み、最後のつり輪まできました。
あとはベルを叩いて鳴らすだけ。
僕は叫びながらベルめがけて腕を振りました。
「I'm Spartan !!」
ここまでの道中は途中散々だったけど最後はメンバー全員が見ている目の前でかっこよく決めてやろうと思いました。
ですが、最後思いっきり空振りました。
あと数センチ届きませんでした。
それを隣でみていた別のチームの女性が
「え、...今のはクリアじゃないよね?ノットスパルタンだよね!?」
と言われました。
するとチームの誰か(疲れ切って覚えていない)がこう言ってくれました。
「エアスパルタンです!」
結果、僕は最後にバーピーをすることなく無事ゴールしました。
クリアした瞬間、とてつもない達成感で満たされ、チームのみんなと喜びを分かち合いました。
初参加で挑んだスパルタンレースでしたが、肉体的にも精神的にも強くなれた気がします。
水
完走記念にTシャツとメダル、そしてクリスタルガイザーが渡されました。
もはや Tシャツとメダルはどうでもよくて、クリスタルガイザーが一番嬉しかったです。
水って美味しいよね。みんなも水飲もうね。
まとめ
やっぱり名古屋のひつまぶしは最高です。